第五回狸八祭のお礼 - ありがとうございました

応援してくださった皆様







狸八祭御礼2019

狸小路八丁目商店会長
長谷川興生

今年も日本列島は甚大な災害に見舞われております。被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。 そして胆振東部地震での復旧・復興は道半ばですが、お許しをいただき狸八祭のお礼を述べさせていただきます。

過日8月17・18日開催の《新元号制定記念》おかげさま盆踊り、また9月1日開催の第五回狸八祭開催に際し、ご支援、ご協力、ご理解をお願いしたところ、多くの方々より快くご賛同をいただき開催する運びとなりました。 誠にありがとうございました。 お陰をもちまして、昨年同様に準備から片付けまで大過なく、地域やボランティア様・企業様など、多くの善意を集めて無事終了することができました。
おかげさま盆踊りの二日間、そして狸八祭の当日と信じられないような不思議に守られた三日間でもありました。 お天道様と三吉神社様が味方となって晴天を勝ち取り、今年も御礼申し上げることのできる幸せに厚く感謝を申し上げます。

心配した台風は石狩のイベントを中止にさせましたが、前日午後には弱まり道北に吹き飛んでしまいました。当日の午後にはお日様が顔を出し、石狩湾からの「あいのかぜ」がそよぐ中、太鼓の叩く音を聞く頃には子供たちが集り盆踊りを楽しんでいました。幼児が中心でしたが、お菓子をもらい大喜びでした。大喜びの袋は二日間で300個にもなりました。夏のよい思い出になったことと思います。 通りでは懐かしい風景を今年も再現させていただきました。駄菓子屋で売っていた石筆(ろう石の塊)で描いた大きな絵は道路でニコニコ顔でした。「狸小路はやし」の再現では強力な助っ人も現れてくれました。夕暮れ時には大きな令和提灯に灯りがともり、令和提灯はまるでスーパームーンのようでもありました。難波社中の皆さまによる生唄に心を動かされ、最終日の終演時には和太鼓ジャムセッションとなり大熱狂となりました。

狸八本祭も晴天に恵まれ日差しは盛夏そのものでした。 夏を追いかけ、浴衣で楽しむ人で通りはあふれ、お客様もお祭りの共演者となっていました。 響乃会様によるお囃子の演舞では華やかに盛りあげていただき、獅子舞では頭を噛まれ泣いた子・笑った子で賑やかにご利益を得て楽しんでいました。 マンドリンと二胡のアンサンブルやジャズステージでは、路上での演奏を強いる形にもかかわらず、にこやかに音を出していただきました。 音響担当の皆さまには奏者が希望する微調整にも快く汗していただきました。 子供向け「よいこあつまれ屋」では「射的」「木育積み木遊び」を企画していただきました。「射的」は大人気で大勢の子供たちが並び、最後まで諦めきれずに興じていました。

通りではお目当ての「飲食店」が提供するお料理に競争して並び、喜んでいただきました。 「ちょうないかい屋」では大量の焼き蕎麦・焼き鳥に汗をかきながらも、最後まで奮闘して提供し続けてくれました。 感謝の言葉しかありません。分け合って味見していたお客様からは、安くておいしいねと声をかけていただきました。 これもひとえに皆さま方からいただいた絶大なるご支援の賜物であります。 ご来場された皆さまに感謝を申し上げます。昨年同様、札幌市からのご支援があって開催することができました。 まちづくりセンター様や企業様からの多大なご支援がありましたことを昨年同様に重ねてご報告させていただきます。 そして何より、まちづくりセンター所長様からの個人的な支えがあって初めてできたお祭りでもありました。 広報では札幌経済(商工会議所)・北海道新聞・ラジオ・J:COMテレビなどで取り上げていただき、このお祭りは本当に【おかげさま】とつくづく思う次第です。 商店会員は五度の経験を糧にして、次なるお祭りの姿を心に秘めてくれたことと信じます。 会員一同で地域に合った永続できるお祭りの形を話し合い、今後の有りようを模索していきたいと思います。 通りではホテルの建設が始まっております。地域と共生して発展することを願ってやみません。

私たちの日本列島では二千年を超えて自然災害に立ち向かい、共同作業を通して豊穣を喜び助け合う社会を形成してきました。 お祭りをご縁に善意を発見する場となることを願ってやみません。
今後とも変わらぬご厚情とご厚誼を賜りますようお願い申し上げ、書面をもってお礼の挨拶とさせていただきます。

敬具
令和元年9月吉日